行楽

日本の秋は行楽シーズン、小学生たちは運動会が終わった今、海の学校、山の学校、そして修学旅行と目白押しです。
その修学旅行ですが私が知っている限り、アメリカの場合、泊りがけの全員ほぼ強制参加の行事はなかった記憶です。費用もかかるせいでしょうか。この修学旅 行は敢えて英語にするならばschool tripと表現したらいいかと思います。ただし、泊りがけかどうかは関係ありません。
このtripという言葉、旅行という意味でしか知らないようでしたらご注意を。別の名詞では「つまづくこと」とありますが、実はこれは動詞のほうが早くに 出来た単語です。動詞の意味は「つまづく」という意味で、その後名詞の「つまづくこと」という意味のtripができたわけです。
では「旅行・遠出」という意味はどこでつながるのでしょうか?
私が知っている限りでの語源学上、その昔、遠出は宗教上の理由や商売上などであまり娯楽行楽のためではありませんでした。そのためその道中では困難なこと が多く、つまづくような障害が多かったということです。その「つまづく trip」ことが多い「遠出 trip」が今で言う行楽の「旅行trip」に転じた、という説明です。
ということは、tripに出て、そこで困難があっても何らおかしくないということですね。

AyumiComment