住居

年度末も近づき、NEOでも繁忙期。教材準備や新スケジュールに向けての仕事が多く、ブログも少し更新が遅くなっています。

少しずつ聞こえ出したのが、進学転勤によるお引越しです。入学の場合は自分が選んだ進路なのでまだ心の準備ができますが、転勤の辞令の場合は待ったなし。日本のビジネスマンは大変です。

そんな中、以前NEOへ通っていた生徒さんSさんが結婚&転勤で岡山を離れ、今度はまた転勤で戻って来られることになったと。地元岡山とはいえ住まいは多少変わるそうです。

どこの国に居ても住まいを探すのは大変ですが、英語圏においても同じです。特に住居の形態はその文化を表します。

英語学習歴が長い人ならばよく知っている「マンション」は英語では同じ意味ではないこと、ワンルームタイプも英語ではそのように言わないこと。

「マンション」はあくまでも英語ではapartmentとなり、「アパート」もapartment。mansionは「豪邸」。

独身者のワンルームはstudio apartmentや他にも言い方があります。

逆にhouseは一軒家なので、「うちにはXXがある」というつもりでMy houseと言っていると聞いているほうは一軒家だと思っていたらなんとアパートだったという勘違いはよくある話です。

厄介なのは、英語は英語でもアメリカ英語、イギリス英語で差があり、apartmentはflatと呼ばれるような違いは有名です。ところがイギリス英語圏とされているオセアニア方面のニュージーランドではまた住宅形態に関しては違う表現があるようです。

日本で聞かれて困るのは「コーポ」!apartmentなのですが、2階建て、左右同じ造りという説明が必要でしょうか。

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commencement

今週は中学校、小学校、はたまた幼稚園保育園の卒業式が押し寄せています。

それに追随して、謝恩会や送る会なども催されているようです。

日本ではこの区切り区切りの式典が多く、特に卒業に関しては涙腺が緩む行事ですね。

中学生クラスの子どもさんたちにはちらりと言ったのですが、アメリカの場合は必ずしもその区切りごとに必ず卒業式があるわけではありません。

小学校、中学校では卒業式がないことが多く、高校・大学では盛大に。

私の通った中学は卒業式がなく(2年制)Assembly程度でのもの。保護者も呼ばれず、principalの話を聞いて終了。

逆に高校の卒業式では屋外のアメフトグラウンドで帽子を空中に投げて、いわゆる映画に出てくるような様子でした。

学校によって異なるようです。講師Halの通った中学は3年制で、やはり卒業式はなかったものの、先生たちが寸劇(skit)をしてくれたそうです。

それに比べると日本は練習時間も長く在校生も参列するので、厳かな印象になりますね!

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大人のクラスへご参加

今週ようやく公立高校の受験が終了しました。その1週間前のレッスンではさすがに中学3年生の子たちは軒並みレッスンをお休み。「心の準備がいるんよ」と言っており、その気持ちもわからないわけではありませんでした。

レッスンは振替制度がありますが、基本は同じ週で振替をします。ですが同じ週でも受験は終わっていません。

そこで今回は敢えて、受験後の大人のクラスへ参加してもらいました。ボーナスレッスンと呼んでいるものです。

これはテキストに沿って行うレッスンではなく、毎回テーマがその時なってわかるものです。ぼんやり聞いているとレッスンについて来れません。つまり予習もないので参加は楽ですが、実際は話せないと何も話せないまま聞いているだけになってしまいます。

そのため、このレッスンに入れるのは原則として大人の生徒さんであり、学生さんの場合は高校2年生からです。ところが今回は中学3年生の男子2名に振替提案として参加してもらいました。

YJ君とT君、どちらもNEOには小学生の3年生から来てくれており、今では英語はなかなか上手で積極的ですが、さすがに普段とは違うクラスで相手も大人です。

しかも夜9時開始という遅い時間で、最初はこちらもかなり心配していました。ですが、終了後の顔も明るく、「楽しかった!」というコメント。今までのレッスンとは全く異なることを感じてくれたようです。

高校に進学すると部活もありレッスンを継続することは難しいかもしれません。でもこういったレッスンを経験して、またレッスンへ戻ってきてほしいものです。

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幸せの定義

3月に入り、ちょうど桃の節句も終わりました。

英語にするならばGirls' DayまたはDoll Festivalでしょうか。

端午の節句ではあまり草餅を食べなくなっているかもしれませんが、桃の節句ではあられやお寿司でお祝いすることが多いですね。

そんな中、生徒さんのSさんがお手製ちらし寿司をもってきてくださいました。パン作りを含め、手先が器用なSさんの作られたちらし寿司は具も多くそして見た目の美しいこと。

実は私にとってはちらし寿司は思い出の食べ物です。父方の祖母は、曲がった腰でいりこの腸を丹念に取り、じっくりといりこでとった出汁のうどんが私にとっての思い出。一方で母方の祖母が作ってくれたのがちらし寿司です。

子どもの頃は本当によく食べており、その頃はこの手間のかかる料理を理解することもなかったもの。これは祖母の食べ物だったため、母が作ることはなかったくらいです。

その祖母が80歳を越えて亡くなって何年も経ち、今では滅多にちらし寿司を食べることはありません。

そんなときに頂いたこの手作りのちらし寿司。お箸をつけたら、一気に子供の頃の思い出が押し寄せてきて、目が涙で霞ながら頂きました。心の中で久しぶりに「おばあちゃん」と思いながらいただきました。

情けない涙顔で、お寿司を作って下さったSさんにお礼のメールを入れたところ、Sさんは高校3年生になる娘さんが来年には進学で家を離れるのかなと思いを馳せながら作られていたそうです。

その娘さんもレッスンへ来てくれていますが、英会話へ来させてもらえている子供さんは幸せな子供さんばかりです。塾のような「絶対にいる」という理由ではない「英会話」に費用を出してもらえているのですから。

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