カタール便り

今週でNEOの夏休み前稼働が終わります。

そこへ嬉しい珍客がいらっしゃいました。

4月にお父さんの赴任先カタールへ行った姉弟くんたちです。

NEOのロビーには、最後のレッスンに渡してくれた可愛いメッセージカードが多くの生徒さんの目に留まっていました。

カタールは夏の外気温が40度以上だそう。今の岡山が35度と思うと「うわー」としか言いようがありません。

細かな砂の粒子が閉めてある窓の隙間から入ってきてなんとなく膜を張っているなど…

外国人率が高いカタールで耳にする英語は、それぞれ母国語としてでない英語が主だそうで、ネイティブ英語ではないのです。

2人は現地校でもなく、インターナショナルスクールでもなく、日本人学校(補習校ではなく)に通っています。

現地理解という授業で現地語(アラビア語)も多少習っているのだそうです。

5年生のお姉ちゃんMちゃんがすらすらとアラビア語で自己紹介を言ってくれました。

ええ、もちろん聞いているこちらはチンプンカンプンですが。

印象的だったのは、万事控えめだったMちゃんが色々と話して教えてくれたことです。

カタールでは列に並ばない、横入りするといったことが横行しているので、自己主張は必要のようです!

<追加>

気にかけていただいていたDaveとちびっこたちのアメリカ里帰りですが、飛行機を3度乗り継ぎ、無事現地に到着したとのことです。

トドメはプロペラ機でした。

 

Ayumiコメント
ライブとは

連日猛暑で、朝の9時にはもう35度に近い状態ですね。

Nickの考えたダジャレで余計に暑くなりました。

海外研修から帰国してきた子どもたちは軒並みHeat waveにやられているようです。

私はこの週末に横浜にあるスタジアムライブコンサートへ行ってきます。

若くないこの体には熱中症が怖い限りですが…

この「ライブ」というカタカナですが、曲者です。

Live(生の)という意味から派生し、コンサートとはニュアンスが違ってきていますね。

生徒さんがときどき"I went to a live." と言われることがありますが、live(ライブ)はカタカナのライブではありませんのでご注意を。

I went to a live concert. となります。

コンサートほどかしこまっていなくても、concertなのです。

またはmusic performance/ stage performance などでしょうか。

Ayumiコメント
親父ギャグ

日本語の冗談を作りました!親父ギャグですけど、許してください。

よく分かっている腕時計は何と言うでしょう?

了解ウォッチです!

この冗談を親父ギャグマスターデイブ先生に言ったら、落ちを言う前にもう分かってしまいました。でも愛実先生も歩先生も全然笑わなくて、何か痛い顔をしました。歩は目を閉じて、2、3回「くだらねぇ!」と言いました。

その後、NEOに通っている高校生に言ったら、「You should make a more interesting joke.」と言われました。Ouch.

 

Nickコメント
文化の違い

夏休みに入っておもしろい映画が続々と上映されていますね。

Pixarの新しい映画「インサイドヘッド」(Inside Out)が見たいなと思っていたところ、

おもしろい記事を読みました。

 

まず日本語版と原作ではタイトルが違うことと、あとは映画の一部分を日本の文化に合わせて変えているという内容でした。

 

主役の女の子がある野菜が嫌いで食べれないシーンがあります。

原作では女の子がブロッコリーが食べれない設定であるのに対し、日本語版ではそれが

違う野菜に変わっています。何だと思いますか?

 

原作ではブロッコリーであったのに対し、なんと日本で上映されるものは子供が苦手な野菜の象徴として

ピーマンへ変更されています。

逆にアメリカではブロッコリーを食べれない子が多いと知ってびっくりました。

その国によって子供が苦手な野菜が違うようです。

おもしろいですね!

 

もうこの映画を見に行った方がいらしゃったら、また感想を教えて下さいね!

 

結局、英語って必要ですか?

今週、中学生のTくんがボーイスカウトの世界大会が岩国であるとのことでしばらく岡山を不在するとのこと。

ちょうどテレビでも世界各国からボーイスカウトの子供たちが来日しているのを映していました。

自己紹介も英語でする必要があるし、今まで英会話を習っているので机上を離れて実践するチャンスです。

海外へ出たいと主張する子どもたちが年々低年齢かしていることは事実ですし、保護者の方が英語に対する苦手意識から子どもさを早くから英会話へ通わせることも最近は普通によくあることです。

逆に英語に困らなかった保護者の方ももちろんいらっしゃり、親子で英語に取り込んでいらっしゃる方もいます。

ただ、こんなに早くから英語をする必要が本当にあるんでしょうか?

中学校から英語を始め、興味のある子供さんであればどんどん吸収していけます。

そんな中、こんな掲示板を見ました。英語の教員の方です。

「結局、英語って必要ですか?」

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日本人全員が英語を話せる必要なないと思いますよ。
コンピュータや他の技術と同じです。
日本にいる限り、できなくても困りません。
高度な学問も母国語で学べる国です。
外国人はたくさん入ってきますが、彼らは日本語覚えます。

英語は「窓」のようなものだということです。
窓から外の景色が見える。
なかったら何も見えない。
見えなくても別に困らないが、窓があれば、新しい景色が見える。
選択肢がひとつ増えるのは財産ですよ。

日本における英語教育の目的は、語学習得そのものではなく、異文化理解だったのではないでしょうか。
海に囲まれた島国という環境は、世界的には異質です。
世界に多くの国があり、違う文化と言葉で生きている人々がいることを教えるのが、本来の英語教育の狙いだと思います。

今の、学校でのオールイングリッシュの授業や、幼児英語教育をあおりたてる風潮は奇妙だと私も思います。
それなら学校の英語教育はすべて外国人にやってもらえばいいんですよ。
話せるようにしたいなら、40人という人数で語学教育をやる前提がそもそも大間違いですね。

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外の景色が見える「窓」が増える、という考え方はとても分かりやすいと思います。

知らなければ知らないで済む、一旦外を知ったらその先を見てみたい。どちらもアリですね。

いずれにせよ、大金を使って海外研修へ出ている子どもたちには、英語が話せる話せないに限らず目で見て体で体験してきてほしいです。

 

Ayumiコメント