a trip to Da Lat

お盆の終わりにベトナムの高原地であるダラット(DaLat)へ行ってきました。コロナ前に行く予定で航空券も買っていましたがようやく6年後にやっと行けました。標高1500mほどあるので夏でも平均18~24度です。ベトナムへ行くというよりも避暑に行ったようなもんです。フランス人が植民地時代に避暑として過ごした地でもあるため建物などフランス様式のものが多々あり美しく、高原地なので野菜やお花であふれていました。

現地ではちょっとしたゴタゴタが尾を引き、手持ちの現地通貨のドンがほんの少ししかなかった私たち2名。クレジットカードが使えるところが限られている、インターネットはWifiのあるところだけ(eSIMは要らないだろうと判断、失敗)。ネットが使えたのは宿泊先のみ、英語はかなり通じない。多少英語で言われても、ベトナム語の影響で英語の発音が独特、聞き取るのに大苦戦。現代の便利なものが使えないことになり、何から何まで苦戦させられましたが、違う言い方をすれば昔ながらの旅行ができました。

現金がないからタクシーに乗れない、だから歩く。途中でバイク事故を見かける。屋台で食べ物を買うにしても持ち合わせの乏しい現金で何が買えるか悩み、通じない英語で注文。なんとなくそれが買えてもそれを口に運ぶまでは自分が注文した物かどうかが分からない。ひとまず有名なベトナムコーヒー、米粉麺のフォー、サンドイッチのバインミー、アボカドスムージー、アーティチョーク、バジル鶏鍋は食べました。

タクシーや屋台では観光客には高い金額をふっかけてくるのはもちろんあるのですが、それ以外では基本的に英語が通じなくても優しい手を差し伸べてくれようとしました。

ホテルでお願いした個人ツアーでは英語が話せるガイドさんがついてくれました。高原地なのでここ最近では昔ながらの農作物を栽培するのではなくバラやガーベラといった花を栽培して都市へ送り出している。そのため養蜂が盛んになってはちみつが名産になったとか。シルクの養蚕業もあり、シルクで有名なタイには実はベトナムから輸出してタイシルクとして売られているとか。このガイドさんがとても優秀で色々な質問をこちらが繰り出しても何らかの答えをくれます。多少の訛りはあっても英語が堪能、フランス語もできてた(今は使っていないと)。韓国からの観光客も多いから韓国語も勉強中と。そしてこのガイドさん、海外へ行ったことはないのです。必要に迫られて使う英語がどんどん上達するわけです。

そんなガイドさんが説明をしてくれている中、アメリカ戦争と表現したのです。私たちがベトナム戦争というところを彼らベトナム人はアメリカ戦争と言うのでしょう。全て英語で話してくれていても、そこは自国の言い方をするんだなと心の中でつっこむ私でした。

AyumiComment