高校生と大人の狭間
3月1日は日本全国の公立高校の卒業式でしたね。
謝恩会や卒業式では感極まって泣くなんてことも珍しくないものですが
少なくとも北米・アメリカでは卒業式でセンチメンタルな気持ちになって泣くことは滅多にないような記憶があります。
四角いキャップを空高く飛ばすなんてのは映画の世界だけかと思っていたけれど
私の高校も同じように野外の卒業式で最後に高い歓声と共にキャップを飛ばしていました。
NEOに来てくれている高校生の中でFちゃんという2年生がいます。
中学生の時に来てくれたときからスーパー英語少女。
英語が性に合ってあっているのでしょう、砂が水を吸うような理解度でした。
そんな彼女が高校三年生という大学受験年を目前にしてお母さんが寄って下さいました。
「NEOでは同じクラスにいる方々が皆さん大人の方で、それが様々な職業の方がいるんだと娘から聞いています」と。
そうですね、看護士さん、保険関係者、建築関係者、研究者、学校教員…
毎日学校へ通うという高校生の世界にいると、それ以外の人に触れ合うことはほとんどありません。
世の中どんなお仕事をしている人がいるのかもぼんやりとしかわからないでしょう。
将来自分がどのような仕事をしたいか?と考えても
ふつうであったら「会社に勤める」という程度しか想像が湧かないかもしれません。
ましてや日本の高校はアルバイトを大々的には認めていないから余計に大人と触れ合うことがないものです。
大人にしてみたら高校生とレッスンを行っても話がかみ合わないのでは?と心配する人がいますが、思う以上に高校生側は感受性豊かな年代の通り、大人から思わぬような刺激を受けてくれています。
大人にしてみたらそれは自分の来た道であっても忘れているものです。
そんなFちゃんは県外の英語有名どころを目指して頑張るそうです。
一緒にお勉強できるのも残り1年ないけれど楽しくがんばろうね。