市民権

前述のブログポストを読まれたらcitizenshipって？と思われるかもしれません。

「市民権」ですが、これは国籍のこと？とよく質問されます。例えば日本人と婚姻した外国人が日本の国籍を取れるの？という質問もよくされますが、国籍は簡単には取れません。日本の政府が「この人は日本人になってもらって有益」と判断されるかどうか。婚姻しただけでは、日本に滞在するための許可（ビザ・査証）が配偶者ビザとして出るわけであって、国籍が変わるわけではありません。婚姻が長くなり、そのビザを永住権に変える申請をすることも可能です。つまり市民権ではないので滞在は合法的にできていても選挙権などがないわけです。いわゆるグリーンカードは永住権です。

世界中で色々な場所へ行こうとすると有利な国とそうでない国があります。例えば日本人はキューバに入国できても、アメリカ人はダメ。二重国籍の場合、有利な方の国籍を利用することも可能なわけです。以前に私とデイブがアフリカのタンザニアに入国する際、日本人は観光ビザが1回のみの利用可能で$50ドル。対するデイブはアメリカ人で、複数回利用可能なビザしか発行してもらえず$100あたりでした。選べないのです。さて、どちらがいいのでしょうか。